こたろう君との運命の出会い。
うちのこたろう君(9㌔の大きな猫ちゃん)は警察署から貰ってきました。
出会いのきっかけはその頃中学生の娘が車にはねられて、肋骨を2本折る怪我をして、警察署で回復後の事情聴取をしていた所『ミャーミャー』それはそれは激しいミャーで、うるっさいし気は散るし
これ犯罪者の取り調べとかやったらどうするんやろと思って、大きな警察署管内にギャンギャンに響き渡る程の、赤ん坊猫から発せられる凄まじい鳴き声。
お巡りさん達もびっくりしてたなあどうしたんだろって、今までで一番激しいって。
お巡りさんと猫の話題で盛り上がり聞き取り調査なんかテキトーに流したこと思い出します
延々1匹だけのミャーが激しくずっと続いてた。
あまり気になったので、見せて貰うことにして
さっさと事情聴取みたいなの終わらせてもらいご対面!
やっべー可愛い...うるっさいけど可愛い。6匹くらい団子になって重なり合ってる、やっとこ目が見えてきたくらいの生まれて2週間の子猫たち。
『ダンボールに入れられて署の表玄関先に置いて行かれてたんですよ...よくあるんです』
と困り顔なんだけど ちょっとうれしそうに見えるのはなぜ?
1匹1匹に慣れた手つきで哺乳瓶でミルクを上げている婦警さん。
その中でも、ミャーの動きも鳴き声も激しい子にやはり目がいく。
1番元気で凛々しいお顔してたように思えた。思えた。そう。思えた。
おし、この子と家族になろうと、写メ付きメールして家族になっていいか?とそれぞれ連絡してみるとソッコーでOK貰えた。
ひきとる手続きを進める。
なんだかお世話をしていた婦警さんが、なごりおしそうだったなぁ...
可愛がってくれたんだと思った。
絶対大切に育ててみせるからねと娘と同じこと思っていた事後から知った。
お巡りさん達も忙しい中、捨て猫ちゃん達の代わる代わるの
お世話ありがとうございました。
色んなお巡りさんや婦警さんが、家族になると聞きつけて『どうぞよろしくお願いします』と挨拶してくださる。
いえいえこちらこそありがとうございますです。
男の子とわかり「こたろう」と名前をつけられて家族の一員となった。
さぞかしにぎやかになるぞぉ~と思ってたけど
それが...
うちに来るや否やミヤーともピーとも言わない
行動範囲がゲージ周りのみの大人しい男の子の
猫でした。
それは今でもあまり変わらず
めっちゃ大人しいんです。
寝てるか
ご飯食べてるか
外見てるか
ご飯食べてるか
まどろんでるか
ご飯食べてますw
あの時のあの激しい鳴き声はなんだったんでしょうか…
今ではお腹すいた時に『ミャー』とひと鳴きするだけです。
何度か下部尿路疾患の病気になり、一度入院したりしましたがこの療法食にしてからというもの、トラブルが一切なくなりました。
いろいろ試して行き着いたのでほんとに良かったです。
子どもの頃から大事にしているぬいぐるみたちと混ざってみたけどどこにおるかわかる?
あの日
事故にあわなければ、警察署などに行くこともなく
行った所であんなに鳴いていなかったら、気づきもしないし
気づいた所で即つれて帰ろうとは思わないだろうし
いろんなことが重なっての必然の産物であり宝物のような存在です。
そして特に娘とは強い結びつきを感じます。
彼女が落ち込んだり泣いたりすると、すぐ隣で寄り添います。
なにもなく自室に行くのと、沈んだ気持ちで自室にいくのとがわかるようで
必ず一緒に二階に上がります。
本当に不思議だけど傷が癒されていくのを感じるそうです。
何か引き寄せあうものがあるのでしょうね。
暴れたり、物を壊したりしない(不可抗力でその体重ぺちゃんこになるときあり)
猫っぽい猫でないこたろうくんは、おだやかでやさしい性格です。
そして後日お巡りさんにほかのこたろうの兄弟たちはどうなったか恐る恐る聞きました。
なんと全部の子猫たち、色んなおうちにひきとられたそうです。
みんな連れて帰りたかったけど、どうか良き飼い主さんが現れますようにと思っていたので
めでたしめでたしでした。
今日もお読みくださりありがとうございます
こたろうもよろこんでいます( *ˊᵕˋ)ノ